ブログの設定を見ていると、昨日がちょうどブログ開設から1年と1日目だったようです。
今年はもっと投稿する予定です。

昨日の続きで九州の旅行から
長崎県南島原市深江町にある旧大野木場小学校です。

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平成3年(1991年)6月3日、雲仙普賢岳が噴火し、火砕流が発生。
報道関係者や火山学者、消防団員など死者・行方不明者43人という大災害でした。
これにより、大野木場小学校は8月に仮設校舎での授業を開始。
しかし、9月15日に発生した火砕流により、付近の民家153棟とともに小学校は全焼しました。
幸いにも深江町では避難が徹底していたため、この火砕流による人的被害はなかったそうです。

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焼け残った椅子や机などもそのまま保存されています

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上の写真は2階の教室です
曲がってしまった窓枠が、火砕流の大きさを物語っています

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窓を割り、ものを焼き

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そして溶かした熱

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一瞬で焼きつくされた校舎には、

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どのような思い出があったのでしょうか

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9年後の平成12年(2000年)、大野木場小学校の新校舎が完成しています

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この校舎の思い出と同じように

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新しい校舎での思い出も増えていくことでしょう


この日はかなりの雨でグランドの写真は撮れませんでしたが、
鉄棒や砂場、二宮金次郎像、
そして、焼け残り復活したイチョウの樹が復興のシンボルとして保存されています。

また、溶岩ドームの監視などを行う大野木場砂防みらい館が併設されています。
この施設では、雲仙普賢岳の噴火、復興の様子をパネルや映像で見ることができます。

雲仙普賢岳の噴火を知らない世代の人にこそ、訪れてほしい場所です。